梅雨の季節と気象病
梅雨の時期は低気圧になりやすく、地上の酸素が薄くなりやすいです。
地上の酸素濃度が薄くなると、身体も酸欠状態になり
体をリラックスしようとする自律神経「副交感神経」の働きが優位になりやすくなります。
そのためだるさや眠気をいつもより感じてしまいます。
しかし、日中は活動したり、仕事をしたり、本来は興奮する「交感神経」が優位な時間帯。
自律神経が乱れやすく、イライラしたり情緒不安定になったりと気分が落ち込みやすくなったり
いつもより体の不調を感じやすくなります。
また、活動量が普段より減ってしまうため、血のめぐりが悪くなりやすく、
肩こり、冷えなども感じやすくなります。
湿度も高いので、体内の水分が汗や尿として外に排出できずに体内にとどまってしまいます。
体内の消化吸収と水分代謝がうまくできなくなり、消化不良が起こりやすく、むくみやすくなります。
梅雨は特に気象病の不調を感じやすい時期でもあるのでお身体を労わってあげましょう。
梅雨の気象病を乗り越えるオススメ養生法
■ 適度な運動・ストレッチをする
血流の流れがよくなり水分代謝が上がりむくみ解消になります。
■ 体から余分な水分を出す
運動が苦手な方は「半身浴」がオススメです。
40℃くらいのお湯に15~20分ほどみぞおちから下をゆっくり浸かり発汗しましょう。
■ 十分な睡眠を摂る
寝不足を防ぐことで、自律神経の乱れを整えやすくします。
睡眠時間は毎日一定の時間に。理想は7時間前後。
■ 朝に太陽の光を浴びる
朝に太陽の光を浴びると、体内時計がリセットされて、活動モードへとスムーズに切り替えられます。
曇りや雨の日でも太陽の光は地上に届いていますので、朝はカーテンを開けて光を浴びるようにしましょう。
■ バランスの良い食事
決まった時間に3食食べることを心掛けましょう。自律神経を整えるのにオススメの食材は、
カルシウム・マグネシウム・ビタミンC・ビタミンA・ビタミンEなどが含まれるものを摂ると良いでしょう。